歴史
結成以来「世界気管支学会」(World Association for Bronchology = WAB)として知られていた本学会は1978年に日本に於いて池田茂人先生の手に依って設立されたのである。池田先生は本邦が誇る胸部外科医で、気管支鏡の達人であり、1960年末に自身で軟性気管支鏡を開発した。池田先生は残念な事に2001年に逝去されたが、WABIPと名称を改めた後、本学会の理事長職は連綿と受け継がれ、日本の吉村博邦先生、アメリカ合衆国のウダヤ・プラカシュ先生、更にスペインのパブロ・ディアス先生へと順に受け継がれた。この間一貫して本組織の事務総長職にあったのが東京医科大学で世界的にその名有と知られた研究者であり且つ医学教育学の泰斗パトリック・バロン教授である。